いつできる?どうやって作る?「部分入れ歯」

こんにちは。院長の正畠昌幸です。
突然ですが、11月29日は何の日でしょう?
答えは『いい肉の日』です。
皆さんも美味しいお肉を
召し上がってみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに、お肉など噛み応えのある食事を楽しむには、
天然歯の方は、日ごろからのお手入れが大切です。
そして入れ歯を使用している方は、日ごろのケアに加え、
「自分に合った入れ歯選び」も重要になります。

 

そこで今日のブログは、入れ歯について、
中でも「部分入れ歯」にフォーカスした
内容をお届けします。
さて、何らかの理由で歯を失ってしまった方は、
「すぐにでも入れ歯が欲しい」
と思われるかもしれません。

 

しかし前提として、
総入れ歯も部分入れ歯も、
完成までには時間を要します。
また、何度か来院していただく必要があります。

 

あくまで目安ですが、
部分入れ歯はお渡しまでに
2週間から1カ月ほど
かかるケースが多いと言われています。

 

【部分入れ歯が完成するまでの工程】

1. 最初の診察・問診
2. 模型を作るための型取り
3. 治療計画の詳細説明、入れ歯を入れる前の処置、
精密な型取りと嚙み合わせの記録
4. 完成前の入れ歯の装着、調整
5. 完成した入れ歯の装着、調整
6. 実際に使っていただき、
気になった箇所の調整を繰り返す
7.(修理などのメインテナンス)

 

 

入れ歯は、毎日何度も使うものです。
しかも一度作ると、
長い付き合いになります。

 

ストレスなく、安全に日々の食事を楽しむには、
自分にぴったりの入れ歯をつくる必要があります。
自分に合った入れ歯づくりのためには、
さきほどご紹介した
それぞれのプロセスが欠かせません。

 

当院でも、ご満足いただける入れ歯を仕上げるため、
患者様のご要望をお伺いしながら、
一つ一つの工程を丁寧に行っております。
ご納得いただけるよう最善を尽くしますので、
装着時の違和感などがありましたら、
遠慮なく言っていただければと思います。
ところで、入れ歯には
保険が適用されるものと、
自由診療のものがあります。

 

保険適用の入れ歯は
費用負担が抑えられる反面、
治療方法や素材に縛りが出るため、
以下のデメリットがあります。
・銀のワイヤーが目立つことが多い
・人工歯の種類に限りがあり、
色や形のバランスが悪くなることがある
・フィット感が悪い
 など

 

自費診療の場合は制約や縛りがなくなるので、
・耐久性や審美性を高めることが可能
・食品の温度を感じやすくできる
(冷たいものは冷たく、温かいものは温かく楽しめる)
・自分の口腔にぴったりフィットして仕上げられる

…などのメリットを享受できます。

 

当院でも、保険適用・自費診療
両方の入れ歯を取り扱っています。
ご要望やお口の状況、ご予算などに応じて
お一人おひとりにぴったりの
提案をさせていただきますので、
自分に合った、気持ちよく、
長く付き合える入れ歯をお探しの方は、
気軽に当院へご相談ください。

 

 

 

正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
岡山県倉敷市中央2丁目18-8
TEL:086-422-3027
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治療後も油断禁物!つめもの・かぶせものの寿命

 

こんにちは。院長の正畠です。
今年の11月7日は暦の上で
冬の始まりを告げる立冬です。

 

来る寒さに備えて、冬支度を始める方も
多いのではないでしょうか。

 

暖房器具や冬物の衣類は
早めに手入れを済ませて準備しておきたいですね。

 

さて、お口においても日ごろの手入れが欠かせませんが、
実は、治療した後のつめものやかぶせものも、
その後のセルフケアやチェックが大切です。

 

そこで今回は、
治療後のつめものやかぶせものの注意点について
お話ししていきます。

 

 

 

 

◆一生モノじゃない!?
 つめものやかぶせものの寿命

 

歯科で治療を受けて、
つめものやかぶせものが入ると
「これで一安心」
と思う方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、この時点では歯の不安を
完全に払拭することはできません。

 

これらの修復物には寿命があり、
ある調査では金属のつめもので5.4年、
かぶせもので7.1年、ブリッジで8年
それぞれの平均使用年数といわれています。

 

 

 

では、なぜつめものやかぶせものは
”一生モノ”ではないのでしょうか。

 

それは、治療後もお口の中は
環境や状態が常に変化し、
過酷な環境にさらされているからです。

 

このような環境下において、
治療した部位が同じ状態を長く保ち続けるのは
非常に困難なのです。

 

 

 

 

◆つめもの・かぶせものの寿命を縮める
 危険な因子

 

つめものやかぶせものの寿命は、お口の中の
さまざまな要因によって左右されます。

 

たとえば、無意識での歯ぎしりや
食いしばりのくせがある人は、
つめものやかぶせものに非常に強い力が加わり、
やがて割れたり欠けたりするおそれがあります。

 

また、かみ合わせの変化
つめものやかぶせものが取れたり
外れたりする要因となり得ます。

 

これは、治療時点では歯にフィットしていても、
年月とともにかみ合わせのバランスが変わることで
余計な負担がかかるためです。

 

このように、同じような状況下で入れた
つめもの・かぶせものでも、
個々のお口の状態や習慣などによって、
その寿命が大きく変わってくるのです。

 

 

 

 

◆見逃されがちな「二次むし歯」に要注意!

 

つめものやかぶせものの寿命に
影響を与える要因で、もうひとつ忘れてはいけないのが
「二次むし歯」です。

 

これは一度治療した部位に再度発生するむし歯で、
つめものやかぶせものの装着後であっても、
やがて劣化により生まれたすき間に菌が入り込み、
再び歯を溶かしていきます。

 

二次むし歯は
自覚症状がないまま進行することが多く、
レントゲンをとって初めてその存在に
気づくことも少なくありません。

 

 

 

そして、二次むし歯が進行すると、
つめものやかぶせものの適合性が悪くなり、
やがて外れてしまうおそれがあるのです。

 

そのため、定期的なチェックによる
早期発見が重要となります。

 

 

 

 

◆長持ちの秘訣はプロのチェック

 

つめものやかぶせものを長持ちさせるためには
毎日のセルフケアにくわえ、
定期的な歯科受診が欠かせません。

 

 

 

 

繰り返す治療に悩まされないためにも、
治療後も定期的な受診を継続して、
お口のトラブルを未然に防ぎましょう!

 

 

 

正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
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フッ素配合の歯磨き剤の使い方

こんにちは。院長の正畠です。
いつの間にか季節はすっかり秋模様となりました。
この時期は朝晩と日中の寒暖差が大きく、
免疫力の低下から歯の
痛みなどの症状が出る恐れもあります。

皆さま体調管理には、くれぐれも気をつけて
どうぞ穏やかな秋をお過ごしください。
 

さて今回はタイトルのとおり、
フッ素が配合された歯磨き剤の
効果的な使い方を見ていきましょう。

フッ素のむし歯予防効果が周知されて久しく、
今や多くの歯磨き粉にフッ化物が添加されています。
しかしその効果を最大限に引き出すには、
「歯ブラシにのせてこするだけ」でなく、
ちょっとした工夫が大切です。

主なポイントは下記のとおりです。

1.1日2回は歯磨きをし、
そのうち1回は就寝前にしましょう。
(むし歯菌は就寝中に最も増殖するといわれています!)

2.歯磨き前に歯ブラシを軽く湿らせましょう。

3.最初はむし歯になりやすい歯(奥歯など)から
磨くようにしましょう。

4.歯と歯のあいだは、
歯ブラシをやや傾けてしっかり磨きましょう。

5.歯磨き時間は2分程度を目標にしましょう。

6.歯磨き後のすすぎは少量の水で最小限にとどめましょう。
(必要以上にすすぐと、
フッ素まで一緒に流れてしまう可能性があります)


 
なおフッ素は年齢に応じて
推奨される濃度や使用量が変わります。

フッ素を過剰に摂取すると
「フッ素症」を発症し、
歯の色調異常などを
引き起こす可能性があります。

1400ppmを超えるような
高濃度のフッ素配合歯磨き剤は
お子さまが6歳になるまで使用を控え、

それまでは1000ppm以下の
フッ素濃度の低い歯磨き剤を活用し、
量も大人より少なめにしましょう。

 
 
 

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母子ともにリスクが! 妊娠中の口腔ケアの重要性

 

こんにちは。院長の正畠です。
秋といえば「食欲の秋」
旬の食材を味わうのが楽しみになる季節です。

 

旬の食材はおいしいだけでなく
栄養価も高いため、
積極的に食事に取り入れたいですね。

 

そんな食事が楽しみな季節だからこそ、
お口のケアも欠かせません。

 

中でも妊娠中の方は
お口のトラブルが起こりやすく、
母子の健康にも悪影響を与えうるため、
特に注意が必要です。

 

そこで今回は、
妊娠中の口腔ケアの重要性について
お話ししていきます。

 

 

 

 

◆痛みや不快感も!?
 妊娠中に起こりやすいお口のトラブル

 

かつては
「一子を得ると一歯を失う」
といわれたほど、
妊娠中は口内にさまざまな問題が
発生しやすくなります。

 

「気分が悪くて、歯が磨けない」
「だ液がネバついて気持ち悪い」
などがその代表例です。

 

 

 

また、妊娠前にはなかった
以下のようなトラブルに悩まされる方も
少なくありません。

 

・歯や歯ぐきに痛みがある
・歯ぐきに腫れや出血がある
・冷たいものや熱いものがしみる
・口臭が強くなる

 

 

 

 

◆なぜ妊娠中にお口のトラブルが起きるのか?

 

その要因のひとつが、妊娠中における
女性ホルモンの分泌量の増加です。
これにより、女性の体には
さまざまな変化が生じます。

 

これはお口の中も例外ではなく、
サラサラだっただ液が粘り気を増し、
つわりによって
歯みがきが困難になるなどして、
普段よりもお口の中を
清潔に保つ力が弱まります

 

また、歯周病菌の中には
女性ホルモンによって
活発になる菌が存在することも、
妊娠中に歯ぐきの腫れや
出血が多くなる一因です。

 

さらに、妊娠後期に入り
お腹が大きくなると、
一度に食べられる食事の量が限られるため、
結果的に食事の回数が増えていきます。
それに応じたケアが不足してしまうことも、
お口のトラブルが増える要因となります。

 

 

 

 

◆赤ちゃんにも悪影響が!?
 妊娠中の歯周病に要注意

 

妊娠中のお口のトラブルは
お母さんだけの問題ではなく、
赤ちゃんにまで影響する恐れがあります。

 

その一例が、早産や低体重児出産です。

 

近年の研究により、妊娠中の歯周病は
早産や低体重児出産のリスクを約2倍~4倍も
高めることがわかっています。

 

これは、歯周病の原因菌や歯ぐきの炎症が、
子宮の収縮に影響を与えるため
考えられています。

 

 

 

このことから、
妊娠中はお母さん自身だけではなく
お腹の赤ちゃんの健康を守るためにも、
お口のケアは欠かせません。

 

 

 

 

◆安定期に入ったら歯科受診を!

 

妊娠中のお口の健康は、
お母さんと赤ちゃん、双方に大切です。

 

妊娠安定期(妊娠16週~27週)に入ったら、
ぜひ歯科医院で検査とクリーニングを受けましょう。
また、安定期であれば
必要な歯科治療を受けることも可能です。

 

 

 

 

定期的なケアでお口の健康を保ち、
安心して出産を迎えられるよう、
私たちも全力でサポートいたします。

 

妊娠中のお口のケアで気になることがあれば、
お気兼ねなく当院へご相談ください。

 

 

 

正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
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歯科とは持病や投薬情報も共有を!

こんにちは。院長の正畠昌幸です。
つい先月までは暑さ対策をする毎日でしたが、
9月も半ばを過ぎ、
ようやく過ごしやすくなってきたように感じます。

さて、歯科医の受診を検討している方の中には、
すでに内科などで別の治療を受けている方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

今回は歯科の受診時に
特にご留意いただきたい持病やお薬の種類
治療中の場合はどうしたら良いか
まとめてみました。

 

1. 血栓症

血栓症は、血の塊が血管を閉塞してしまう病気です。
治療のためには血液をサラサラにする
「抗血栓薬」が処方されます。
同薬を服用中に歯科で抜歯などの外科手術を受けると、
出血が止まりにくくなるため注意が必要です。

ただ服用中の方は、「歯医者へ行くから…」と自己判断で
休薬することはお止めください。
投薬中の旨ご申告いただければ、
止血に多めのお時間を頂戴するなどの
状況に応じた対応を致します。

2. 高血圧症

高血圧症のため血圧を下げるお薬を服用中の方も
必ず歯科へお知らせください。
また、ご来院の前にも通常通りお薬をお飲みください。
血圧の上昇による万一の脳出血などを防ぐためにも、
歯科では血圧を測りつつ、
患者様のご体調を見ながら治療を進めさせていただきます。

3. 糖尿病

手術後の感染や炎症、
低血糖性昏睡を防ぐためにも、
歯科治療は糖尿病の主治医と
連絡を取り合いながら進めます。

そのため服用中のお薬の情報以外に、
症状や主治医の情報もお教えください。
歯科治療の際は、血糖の異常低下を避けるために
食事は抜かずにご来院をお願いいたします。

4. 骨粗しょう症

骨が弱くなる骨粗しょう症の治療で
骨代謝を人為的に変える
「骨吸収抑制薬」を飲んでいる方は、
抜歯やインプラントなど
お体に負担の大きな治療を受けた際、
まれに顎の骨の壊死が起こってしまいます。

そのため、飲んでいるお薬や注射については
必ずお知らせください。
お薬の影響は数ヶ月残るため、
「数週間前に服用が終わって現在は飲んでいない」
という場合も情報の共有をお願いいたします。

 

以上、ご留意いただきたい持病や投薬について、
いくつかご紹介をさせていただきました。

歯科と持病や治療について情報共有がされていないと、
治療が長引いたり、
治療中に事故が起きたりする
リスクが高まります。

治療をスムーズ・確実に進めるためにも、
持病がありお薬を服用中の方は、
必ず歯科ドクターへも伝えましょう。

 

 

 

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お口の衰えは要介護の入り口?「オーラルフレイル」とは

 

こんにちは。院長の正畠です。
今年は9月16日が敬老の日ですね。

 

お年寄りを敬い、
長寿を願う日ということで、
ご高齢のご家族へお祝いをする方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

 

年を重ねても若々しく
元気に過ごしたいものですが、
実は、加齢による衰えと
お口の状態には深い関わりがあるのです。

 

そこで今回は、
心身の衰えにつながりうるお口の機能低下、
オーラルフレイルについてお話ししていきます。

 

 

 

 

◆そのお口の変化
 実はオーラルフレイルかも?

 

食事をしていて、以前よりも
「むせやすくなった」
「食べこぼしが増えた」
と感じたことはないでしょうか。

 

 

 

オーラルフレイルとは、
このような日常で感じる
”お口のささいな衰え”のことで、
「健康な状態」と
「お口の機能が低下した状態」の
ちょうど中間に当たります。

 

この段階で適切な対応を行えば、
元の健康な状態に戻れるのが
オーラルフレイルの大きな特徴です。

 

一方で、日常生活において、
このようなささいな衰えは
「年をとれば仕方のないこと」
と軽視しがちで、
そのまま放置してしまう方
少なくありません。

 

 

 

 

◆放置厳禁!
 オーラルフレイルが要介護の原因に!?

 

オーラルフレイルを放置すると、
その先にはさまざまなリスクが
待ち受けています。

 

たとえば、「噛みにくい」という状態が続くと、
人はおのずとやわらかい食品を
好んで食べるようになります。

 

その結果、噛む筋肉がますます弱くなり、
やがて噛めなくなるという
お口の機能低下に至ってしまいます。

 

このように、はじめは
「噛みにくい」「飲み込みにくい」
だったものが、次第に
「噛めない」「飲み込めない」
という機能低下に至ってしまうのが、
オーラルフレイルの怖いところです。

 

さらに、オーラルフレイルは
お口の問題だけにとどまらず、
全身の衰え(身体的フレイル)にも影響します。

 

ある調査では、オーラルフレイルの人は
そうでない人と比べて、
要介護になるリスクが約2.4倍、
4年以内に亡くなるリスクが約2倍になると
報告されています。

 

 

 

オーラルフレイルが原因で
要介護に至ってしまうと、
元の健康な状態に戻すのは難しくなります。

 

したがって、ほんの少しの衰えも
「年のせい」と軽く見ず、
早め早めに対処していくことが肝心です。

 

 

 

 

◆ささいな変化に気づくことから!
 早期対応が大切です

 

食べこぼしや、むせやすくなるほか、
お口の渇き
普段の会話で言葉をはっきり発音できないなど、
これらに身に覚えがある場合は、
オーラルフレイルが疑われます。

 

 

 

 

大切なのは、
オーラルフレイルを自覚したら
早期の機能改善に取り組むことです。

 

いつまでもおいしく食事を楽しみ、
健康的な生活を送るためにも、
早めに歯科医院で相談し、
適切な指導を受けましょう!

 

 

 

正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
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歯周病と認知症の関係

こんにちは。院長の正畠昌幸です。
立秋が過ぎても、
昼間は汗ばむ日々が続いていますね。
衣替えはまだまだ早いように思えますが、
今のうちに準備しておくことで、
余裕を持って秋を迎えられます。

急な気温の変化にも適応できるよう
早め早めに行動し、体調管理に努めましょう。
さて、前回のブログでも特集した歯周病は、
心臓病だけでなく全身の様々な病気とも
密接に関わっています。

今回はその一つである認知症
フォーカスしたいと思います。

 

 

認知症の原因は
・アルツハイマー型
・脳血管性
・レビー小体型
・その他

に大別されますが、その7割が
アルツハイマー型と呼ばれるものです。

このアルツハイマーの原因は
「老人斑アミロイドβ」と呼ばれる
異常なタンパク質によるもので、
この、アミロイドβが脳内の神経を壊し、
脳を萎縮させることで
アルツハイマー型認知症が発症します。

 

 

この、アルツハイマーの原因となる
アミロイドβは近年の研究で、
歯周病菌によって生成されることが
明らかになりました。

マウスを対象に歯周病菌を持つ個体と
持たない個体を比較したところ
生成されるアミロイドβの差は10倍にも及ぶ
との結果が発表されています。

つまり、アルツハイマーの発症を防ぐには、
歯周病の治療が非常に有効なのです。

歯周病は3 0歳以上の成人の
約80%が罹患しているとされながらも、
一見しただけではなかなかわからない、
厄介な病気です。

しばらく歯医者へ行っていないな
という方がいらっしゃいましたら、
ぜひ一度、健診にお越し下さい。

トラブルを未然に防ぎ
健やかな日々を過ごしましょう。

目に見える症状が現れる前の、
定期的なメンテナンスがお勧めです。

 

 

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口腔ケアが命を守る!歯周病と心臓病の密接な関係

 

こんにちは。院長の正畠です。
8月に入り、いよいよ夏本番となりました。
厳しい暑さが続きますが、
こまめな水分補給と体調管理を心がけ、
この夏を乗り切っていきましょう。

 

さて、8月10日は
「健康ハートの日」です。
810=ハートの語呂にちなみ、
心臓病の予防キャンペーンの一環として
日本心臓財団が提唱しました。

 

日本人の死亡原因第2位の心臓病
歯科とも密接に関わっており、
口腔ケアが不十分だと
心筋梗塞などの重篤な病気に
かかりやすくなることが
わかっています。

 

そこで今回は、
あまり知られていないお口と心臓の意外な関係や
そのリスクについて、詳しく解説していきます。

 

 

 

 

◆歯周病になると
 心臓病のリスクが2倍に!?

「歯周病」と聞くと、
お口だけの問題と感じるかもしれません。

 

しかし、近年は世界各国の研究によって、
歯周病が全身のさまざまな病気と
関係していることがわかってきました。

 

心臓病もそのひとつで、
国内で実施されたある調査では、
歯周病の疑いが強い人は、
そうでない人と比較して
心筋梗塞の発症数が約2倍に上るとの
データが報告されています。

 

 

 

これまで、心臓病の危険因子としては
高血圧や肥満、喫煙などが
主に挙げられていましたが、
ここにきて「歯周病」
無視できない存在であることが
明らかになってきたのです。

 

 

 

 

◆歯周病が心臓に影響するのはなぜ?

 

歯周病と心臓病、
一見すると無関係に思える
この2つの病気に
いったいどのような関わりがあるのでしょうか。

 

そのメカニズムについては、
現在までに次の2つの説が
考えられています。

 

1つは、歯周病菌が血流に乗って心臓へ運ばれ、
血管に炎症を起こすという説です。

 

この炎症によって心臓の血管の壁が厚くなると、
いわゆる「動脈硬化」が進行し、
狭心症や心筋梗塞を引き起こします。

 

実際に、動脈硬化を起こした患者さんの
心臓の血管を調べた研究では、
数種類の歯周病菌が
発見されたという報告があります。

 

 

 

もう1つは、歯ぐきの炎症そのものが
心臓病をはじめとする
全身の病気の引き金になるという説です。

 

歯周病で歯ぐきが腫れると、
その部位からは炎症に関連した
さまざまな物質が放出されます。
これらの物質が心臓に運ばれると、
血管などに悪影響を及ぼすことがわかっています。

 

 

 

 

◆命を守るためにも歯を大切に!

 

生活習慣病の予防といえば、
「食事」「運動」「禁煙」「睡眠」などが
重要視されてきました。

 

これらに加えて
「口腔ケア」も徹底することが、
今後の生活習慣病予防における
大切な取り組みになります。

 

 

健康診断だけでなく、
歯科での定期検診も欠かさずに、
常に良好なお口の状態を目指しましょう!

 

 

 

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