歯周病と認知症の関係

こんにちは。院長の正畠昌幸です。
立秋が過ぎても、
昼間は汗ばむ日々が続いていますね。
衣替えはまだまだ早いように思えますが、
今のうちに準備しておくことで、
余裕を持って秋を迎えられます。

急な気温の変化にも適応できるよう
早め早めに行動し、体調管理に努めましょう。
さて、前回のブログでも特集した歯周病は、
心臓病だけでなく全身の様々な病気とも
密接に関わっています。

今回はその一つである認知症
フォーカスしたいと思います。

 

 

認知症の原因は
・アルツハイマー型
・脳血管性
・レビー小体型
・その他

に大別されますが、その7割が
アルツハイマー型と呼ばれるものです。

このアルツハイマーの原因は
「老人斑アミロイドβ」と呼ばれる
異常なタンパク質によるもので、
この、アミロイドβが脳内の神経を壊し、
脳を萎縮させることで
アルツハイマー型認知症が発症します。

 

 

この、アルツハイマーの原因となる
アミロイドβは近年の研究で、
歯周病菌によって生成されることが
明らかになりました。

マウスを対象に歯周病菌を持つ個体と
持たない個体を比較したところ
生成されるアミロイドβの差は10倍にも及ぶ
との結果が発表されています。

つまり、アルツハイマーの発症を防ぐには、
歯周病の治療が非常に有効なのです。

歯周病は3 0歳以上の成人の
約80%が罹患しているとされながらも、
一見しただけではなかなかわからない、
厄介な病気です。

しばらく歯医者へ行っていないな
という方がいらっしゃいましたら、
ぜひ一度、健診にお越し下さい。

トラブルを未然に防ぎ
健やかな日々を過ごしましょう。

目に見える症状が現れる前の、
定期的なメンテナンスがお勧めです。

 

 

正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
岡山県倉敷市中央2丁目18-8
TEL:086-422-3027
URL:https://www.shobatake.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/ZkpmQum2siN5ontW9

口腔ケアが命を守る!歯周病と心臓病の密接な関係

 

こんにちは。院長の正畠です。
8月に入り、いよいよ夏本番となりました。
厳しい暑さが続きますが、
こまめな水分補給と体調管理を心がけ、
この夏を乗り切っていきましょう。

 

さて、8月10日は
「健康ハートの日」です。
810=ハートの語呂にちなみ、
心臓病の予防キャンペーンの一環として
日本心臓財団が提唱しました。

 

日本人の死亡原因第2位の心臓病
歯科とも密接に関わっており、
口腔ケアが不十分だと
心筋梗塞などの重篤な病気に
かかりやすくなることが
わかっています。

 

そこで今回は、
あまり知られていないお口と心臓の意外な関係や
そのリスクについて、詳しく解説していきます。

 

 

 

 

◆歯周病になると
 心臓病のリスクが2倍に!?

「歯周病」と聞くと、
お口だけの問題と感じるかもしれません。

 

しかし、近年は世界各国の研究によって、
歯周病が全身のさまざまな病気と
関係していることがわかってきました。

 

心臓病もそのひとつで、
国内で実施されたある調査では、
歯周病の疑いが強い人は、
そうでない人と比較して
心筋梗塞の発症数が約2倍に上るとの
データが報告されています。

 

 

 

これまで、心臓病の危険因子としては
高血圧や肥満、喫煙などが
主に挙げられていましたが、
ここにきて「歯周病」
無視できない存在であることが
明らかになってきたのです。

 

 

 

 

◆歯周病が心臓に影響するのはなぜ?

 

歯周病と心臓病、
一見すると無関係に思える
この2つの病気に
いったいどのような関わりがあるのでしょうか。

 

そのメカニズムについては、
現在までに次の2つの説が
考えられています。

 

1つは、歯周病菌が血流に乗って心臓へ運ばれ、
血管に炎症を起こすという説です。

 

この炎症によって心臓の血管の壁が厚くなると、
いわゆる「動脈硬化」が進行し、
狭心症や心筋梗塞を引き起こします。

 

実際に、動脈硬化を起こした患者さんの
心臓の血管を調べた研究では、
数種類の歯周病菌が
発見されたという報告があります。

 

 

 

もう1つは、歯ぐきの炎症そのものが
心臓病をはじめとする
全身の病気の引き金になるという説です。

 

歯周病で歯ぐきが腫れると、
その部位からは炎症に関連した
さまざまな物質が放出されます。
これらの物質が心臓に運ばれると、
血管などに悪影響を及ぼすことがわかっています。

 

 

 

 

◆命を守るためにも歯を大切に!

 

生活習慣病の予防といえば、
「食事」「運動」「禁煙」「睡眠」などが
重要視されてきました。

 

これらに加えて
「口腔ケア」も徹底することが、
今後の生活習慣病予防における
大切な取り組みになります。

 

 

健康診断だけでなく、
歯科での定期検診も欠かさずに、
常に良好なお口の状態を目指しましょう!

 

 

 

正畠(しょうばたけ)歯科医院
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もしもに備える、歯のけがの対処法

こんにちは。正畠昌幸です。
学生の皆さんは、
そろそろ夏休みを迎えるころでしょうか。
長期休暇などで時間に余裕があるうちに、
歯科医院でお口の状態を
チェックしておくのがおすすめです。

健康なお口で、笑顔いっぱいの
夏休みを過ごせるといいですね。

 
さて、夏休みといえば
イベントが目白押しですが、
そんな楽しいときにほど
うっかりは起こりがちです。

今回はそんなもしもに備えた
歯の怪我の対処法
について
お知らせします。

こちらの画像は、何かしらの事故で歯が折れるなどした際に
取るべき行動のフローチャートになります。

先ずは、歯以外に問題がないか確認した後、
状況によって対処を進めます。

更に、その時に歯が抜けてしまった場合は、
上部の画像にある「4つのない」
しっかりと守ってください。
ポイントは、

・(抜けた歯を)捨てない
・洗わない
・歯の根に触らない
・乾燥させない(牛乳や生理食潜水などに浸す)

です。
上記を守り、速やかに適切な処置をすれば
歯が抜けてしまったとしても
回復が期待できます。

 
「もしも」は起きないように
注意するのが一番ではありますが、
万一のときにも対処法を知っていれば
パニックにならず、
より良い行動を取ることができます。

年齢を問わず、
どなたにも共通する対処法になりますので、
是非、頭に入れておかれると良いでしょう。

 

 

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睡眠不足は歯にも悪い?知っておきたい眠りとお口の関係

 

こんにちは。院長の正畠です。
7月に入り、夏の暑さが
本格的になってきました。

 

昼だけでなく夜も暑さが続くと
寝苦しさを感じることで、
なかなか寝付けずに睡眠不足に陥ることも。

 

この睡眠不足
心身の健康にとっての大敵ですが、
実はお口にも悪影響を及ぼすことを
ご存じでしょうか?

 

今回は睡眠とお口の健康の関係性について
お話ししていきます。

 

 

 

 

◆睡眠不足で歯が危険にさらされる!?

 

不十分な睡眠によるリスクのひとつが
むし歯の進行です。

 

「しっかりと歯みがきをしていれば大丈夫」
と思われるかもしれませんが、
これだけでは
むし歯を防げない恐れがあるのです。

 

では、どのようにして睡眠不足が
むし歯の進行を招くのでしょうか?

 

その要因は、だ液の減少です。

 

だ液はお口の中の汚れを洗浄したり、
歯の修復を促したりすることで、
むし歯の進行を防ぐ役割を果たしています。

 

しかし、睡眠不足によって
自律神経が乱れると、
だ液の分泌量が減少します。

 

この結果、だ液によって
歯を守る働きが不十分になり、
むし歯が進行しやすくなります。

 

 

 

 

 

◆むし歯だけじゃない!?
 睡眠不足によるもうひとつのリスク

 

睡眠不足によって引き起こされる
もうひとつのリスクが歯周病の悪化です。

 

歯周病は歯を支える骨が
溶けてしまう病気で、
最悪の場合は
歯が抜けてしまう恐れもあります。

 

では、睡眠不足と歯周病は
どのように関係しているのでしょうか?

 

これらを結びつける
キーワードが「糖尿病」です。

 

糖尿病は血液中の血糖の増加により、
やがてさまざまな合併症を引き起こす病気で、
数ある発症要因のひとつに
睡眠不足が挙げられています。

 

そして、糖尿病は
先に述べた歯周病と深い関係があり、
相互に症状を悪化させることが
明らかになっているのです。

 

 

 

いずれも自覚症状に乏しいため、
「気づいたら糖尿病も歯周病も悪化していた…」
といった事態にもなりうる、
まさに恐ろしい病気です。

 

 

 

 

◆良質な睡眠のカギは「歯の本数」にあり

 

先にご紹介したケースとは逆に、
歯の状態が睡眠時間に影響を及ぼすことも
あると言われています。

 

ある研究では、
歯の本数が少ないと睡眠時の呼吸を妨げ、
睡眠時間に影響する恐れがある、
との指摘をもとに、
調査が実施されました。

 

その結果、歯の本数が少ない人は
20本以上歯がある人に比べて、
睡眠不足、または長時間眠りすぎるリスクが
高くなることが明らかになりました。

 

このように、お口と睡眠は
お互いに深い関係性があり、
ときに健康そのものを左右するといっても
過言ではありません。

 

 

 

 

◆お口のケアと良好な睡眠で
 健やかな毎日を!

 

健やかな生活を送るためには
良質な睡眠とお口の健康維持、
どちらも欠かすことができません。

 

 

 

 

毎日の生活習慣を整えつつ、
お口の状態に不安がある方は
早めに歯科を受診することをおすすめします。

日々のセルフケアで
万全の対策を心がけて、
暑い夏も元気に乗り切りましょう!

 

 

 

正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
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専用のマウスピース

こんにちは。院長の正畠昌幸です。
道端やお花屋さんで
アジサイを見かける季節になりました。
青や紫といった美しい色合いが特徴ですが、
あの色は土の「酸度」によって変化するそうです。

人間の場合、「酸」は歯の表面を溶かし、
色素沈着やむし歯の原因になってしまいます。
特に食後はお口の中が酸性に傾くため、
うがいでゆすぐなどして、
口腔環境を整えるのがおすすめです。

 

さて、当院では、呼吸器内科、耳鼻科など
医師の診断書、検査データがあれば、
数値によっては、
マウスピースの適用であれば
専用のマウスピースを作成いたします。

歯ぎしりや食いしばり対策にもなり、
歯やあごへのダメージを軽減することができます。

興味がお有りの方は
ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

 

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気になる歯石、自分で取っても大丈夫?

 

こんにちは、院長の正畠です。
6月に入り雨模様が続くこの時期は、
なんとなく気分がすぐれない日も
あるかもしれません。

 

そんな気だるさから、
普段は当たり前に行っている習慣を
疎かにしてしまうと、
健康状態が悪化するリスクを
招くことがあります。

 

そのリスクのひとつが「歯石」です。

 

日々の歯みがきが不十分だと
歯に付着した歯垢(プラーク)が
やがて歯石となり、
色々な害を引き起こします。

 

中には
「歯石を自分で取り除いている」
という人もいるかもしれませんが、
この行為は効果が無く、
むしろ危険を伴うため注意が必要です!

 

 

 

 

◆毒性があるのは歯石ではなく、
 歯石につく◯◯!

 

歯石とは、
歯の周囲に溜まった
細菌の塊である歯垢(プラーク)が
だ液に含まれるミネラル成分によって
石のように硬くなり、蓄積したものです。

 

歯石には大きく分けて、
目に見える黄白色の
「歯肉縁上歯石(しにくえんじょうしせき)」と、
歯ぐきの下に隠れている、黒っぽい
「歯肉縁下歯石(しにくえんかしせき)」があります。

 

 

 

この歯石自体に毒性はありませんが、
お口の健康のためには
取り除くことが必須です。

 

その理由は、
ざらざらした歯石の表面が
細菌の繁殖にはうってつけの環境であり、
この細菌が、歯や歯ぐきに
悪影響を及ぼしてしまうからです。

 

 

 

 

◆歯石を放置するとこんなことが…!

 

細菌だらけの歯石を
除去しないまま放置すると、
やがて歯周病が悪化する
原因となります。

 

 

 

歯石の表面の凹凸に入り込んでいる細菌は、
通常の歯みがきでは完全に除去できません。

 

その結果、歯石がついた周囲の歯ぐきで
炎症が起こって腫れてしまい、
歯と歯ぐきの間のみぞ(歯周ポケット)が深くなります。

 

この環境下で歯周病菌が増えることで、
歯周病が悪化していきます。

 

さらに、歯周病菌は
悪臭を伴うガスを放つため、
口臭も強くなってしまいます。

 

これらを回避するためには、
細菌のすみかとなる歯石を
早めに取り除くことが肝心です。

 

 

 

 

◆絶対やめた方がいい…
 自分で歯石を取る危険性とは?

 

歯石を早く取ったほうがいい、となると、
「自分で歯石を取ってしまおう!」
と考える人もいるかもしれません。

 

しかし、自分で歯石を取ろうとすると
歯や歯ぐきを傷つけることになり、
歯石を全て取ることも不可能です。

 

また、取り残された歯石に付着した細菌は、
変わらず毒素を出し続けるため、
歯周病や口臭が確実に悪化します。

 

このように逆効果にしかならないため、
自分で歯石を除去する
メリットはありません。

 

 

 

これらの理由から、
歯石を自分で取ることは絶対に避けましょう。

 

 

 

 

◆歯石の害、どうしたら食い止められる?

 

歯石への最善の対処法、
それはズバリ、
「定期的に歯科医院で取ってもらうこと」です。

 

歯石は一度取った後も、
お口の中のプラークが再び歯石となり、
繰り返し付着してしまいます。

 

そのため、一般的には
3~6か月に一度のペースで
定期的に歯石取りに通い、
きれいな状態を保つことをおすすめします。

 

お口の悩みのタネとなる歯石を
歯科医院で安全かつきれいに取り除き、
健康な歯ぐきを維持していきましょう!

 

 

 

正畠(しょうばたけ)歯科医院
〒710-0046
岡山県倉敷市中央2丁目18-8
TEL:086-422-3027
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お口の老化を防ぎましょう!

こんにちは。院長の正畠昌幸です。
清々しい青空が広がる心地良い季節になりました。
こうした時期こそ、お口の中もすっきり爽やかにして
気持ちよく過ごしたいですね。

歯科では、普段のセルフケアでは取り除けない
汚れや歯石もしっかり除去できます。
ぜひお気軽にご来院いただき、
お口も心も晴れやかにお過ごしください。

 

さて、今日はお口の老化についてお話をしたいと思います。

歳をとるにつれて、体力が衰えてしまうように
お口の中も老化していくことをご存知でしょうか?

お口が老化すると、
食べづらくなったり、飲み込みづらくなったりします。

そしてこうした状況は
単純に食事がしづらいだけでなく、
窒息や誤嚥性肺炎のリスクになります。

 
体力が落ちてきた、となったら
運動を始める方が多いですよね。

同じようにお口の衰えも
エクササイズで防ぐことができます!

ベロ回しや、上を向いてのガラガラうがい
簡単で、すぐに日常に取り入れることができますので
ぜひお試しください。

他にもペットボトルを使って吐き戻す力を鍛える方法や、
パタカラ体操という舌や唇の筋肉を使った体操もあります。

お口の衰えが気になる方は
ぜひこういった方法で
積極的にお口の筋肉を鍛えていきましょう!

 

 

正畠(しょうばたけ)歯科医院
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